きっかけ

昨年の8月。

9才の息子と二人で富士山の麓へキャンプに出かけた。
出かける事は珍しくはなかったが。。。

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遊んでいると、虫が嫌だと言い出した。

虫はそこら中に飛んではいたが、異常な嫌がりかただった。
「ブーンと頭の近くを飛んで行ったでしょ」と。。。
いや、聞こえなかったし、飛んでいなかった。
「ほら、今もっ」と。
確かにアブやカナブンみたいな虫は飛んでいたが、そうしょっ中ではない。
いくら言っても「ほらまたっ」と、飛び交う音が聞こえ、その度に頭を抱え払いのける仕草をする。
今は居なかったのに。。。

アレルギーか?
キャンプをする事、この様な外で遊ぶ事が嫌なのかとも思った。

これは翌日も続いた。
虫がいないのに飛んでいる音が聞こえ、それに怯え、今いる場所が嫌いになり、虫に出会う事、虫自体が嫌いになった。

帰宅後も「虫の音」が聞こえる、と。
おかしい。

耳鼻科の先生は「山にでも行ったか」と、ズバリ言った。
高度差の影響で、中耳炎になったと診断された。

一年経ったが、虫嫌いは本物になってしまった様だ。
虫のいる場所もだ。
二年前の夏は、セミやトンボなど捕まえに行っていたのに。。。

彼とは今年「やっと」二回しか出かけていない。
ドラゴンボールのカードを餌にして。。。

やっと、虫の少ない時期になったが、どうなのだろうか。